原因
松くい虫と呼ばれる松枯れは、正式名称を松材線虫病といわれる感染症で、マツノマダラカミキリというカミキリムシの一種を媒介とした、マツノザイ線虫が感染することにより引き起こされます。
症状
マツノザイ線虫が感染した松は、葉の色が冬から春にかけては黄褐色に、夏から秋にかけては赤褐色に変色します。変色は感染の最終段階で、その近くの松にも感染するので早めの対策が必要となります。
また、健康な松は幹を傷つけると樹脂が出ますが、マツノザイ線虫が感染している松は樹木内の管類が閉塞しているため樹脂が出なくなります。そのため、水分を吸収できず最終的には枯れてしまうのです。
防除
景色を彩る植物として古くから親しがあり、沖縄の県木である琉球松などの松類を線虫から守る方法として、農薬の散布や樹幹注入がありますが、当社では、効き目が長持ちする殺線虫剤の樹幹注入工を行っております。